経営業務の管理責任者がいなくなったら廃業か?
建設業許可取得に必要な経営業務の管理責任者がいなくなったらどうする
経管がいなくなれば、建設業の許可要件を満たしていないという状況に陥ります。このような状況では、許可を維持することは不可能です。
このような場合には、廃業届を出して、いったん許可のない建設会社になります。500万円以上の専門工事、建築一式は1500万円以上の工事を請け負うことができなくなります。
経営業務の管理責任者の突然の死亡や退職等で、建設業許可を維持できなくなるのは、よくあることです。再度、要件を満たしたうえで新規許可取得申請をすることになります。
こうならないためにも、日頃からの準備が非常に大切になります。経営業務の管理責任者や専任の技術者の交代要員は、常に確保するように、努めましょう。
後任者の育成は許可の維持には非常に大切です。交代要員がいれば、不測の事態が生じたとしても、変更届を行うことで建設業許可を維持することが可能になります。
取締役の経験は、必ず履歴事項全部証明書や閉鎖事項証明書等で役員就任期間を確認しましょう。