建設業許可業種に、なぜ解体工事業が新設されたのか
とび・土工・コンクリート工事から独立
建設業の許可の制度は、工事の種類ごとに許可を受けることになってます。そして、この制度ができた1973年以来、45年以上の長きにわたり28業種の制度運用でした。。
高度経済成長で大きく発展を遂げた時期には、日本中に多くの建築物や土木工作物が作られましたが、それらが耐用年数を次々と迎え、老巧化が進んでおります。
来たるべき大規模災害に備えるべく、建て替え工事が計画され、解体工事の需要が増加してまいりました。
人口減少に伴い解体工事が一定の市場を形成するすることも予想されているところです。
このような昨今の状況から、とび・土工・コンクリート工事に含まれていた解体工事を独立させて、29業種目の業種として解体工事業となりました。
独立した業種になることで、事故や災害の防止、質の向上、適正な施工が望まれております。