建設キャリアアップシステム(CCUS)について
制度の設計における背景
建設キャリアアップシステムは、将来の建設業の担い手を確保していく上で、建設技能者のキャリアアップの道筋を示すこと、技能者が適正な評価と処遇(収入)を受けられること、建設現場をより適切・効率的に管理する環境を整備することが求められていることから、技能者の技能や経験を蓄積し、技能や経験に応じた適切な評価や処遇の改善、工事の品質の向上や現場の効率化を実現するシステムの構築を目指すものの手段の一つです。
建設キャリアアップシステム(CCUS)の目標と現状
運用開始初年度で技能者登録100万人、5年ですべての技能者の登録を目標としていたが、登録は伸び悩んでいるのが現状です。
登録数が伸び悩んでいる理由については、登録の必要性についての周知が行き渡らなかったこと、登録にかかる項目審査が厳格であったことにより、個別の登録がスムーズに進まなかったことなどが挙げられる。
工事現場の運用については、大手ゼネコンの工事現場を中心に集められており、少しずつ形になりつつあるが、地方や中小の建設工事現場では、まだまだ運用が定着している例は少ない。
CCUSの活用に対する公共工事でのインセンティブも、平成31年からの運用開始にあわせて積極的に取り組んだ地方自治体は少なく、足並みをそろえたスタートではなかったことも登録鈍化の影響となった。
令和2年1月から、外国人技能者(特定技能・技能実習)を使用する事業者の建設キャリアアップシステムの登録は必須となっており、担い手不足の対策としての外国人技能者の増加も見込まれていたところであった。
しかし、昨今のコロナ禍の影響により、外国人の入国が制限されている状態では、なかなか確保できないのが現状です。
建設キャリアアップシステム(CCUS)登録代行サービス
行政書士が登録を代行することができるようになりました。
ご希望の事業者様は、下のリンクをクリックして詳細をご覧ください。